「伯方の塩」のこだわり 1

原料のこだわり。

1971(昭和46)年「塩業近代化臨時措置法」が成立し、日本では「イオン交換膜製塩」以外の方法で海水から直接「塩」を採ることが出来なくなりました。この様な制約の下、専売公社から許された製塩法は、その当時専売公社が「メキシコ、オーストラリア」から輸入していた「原塩(天日塩田塩)」を利用する方法でした。また、「伯方の塩」のようなつくり方の自由販売塩の許可は前例がありませんでしたので、原塩を利用すること以外にも「平釜(熱効率が悪い)を使うこと」「専売塩を誹謗してはならない」などの制約を受け、「袋のデザインや文言の変更」についても専売公社にお伺いを立てなければなりませんでした。

1997(平成9)年3月「塩専売法」の廃止により海水からの直接製塩が認められ、2002(平成14)年4月からは塩の自由化により原料塩の産地を選択できるようになりましたが、当社は現在もメキシコまたはオーストラリアの天日塩田塩を日本の海水に溶かして、ろ過した後のきれいな塩水を原料にしております。それは、次の理由です。

「伯方の塩」のこだわり 2

環境に配慮。原料の安定供給。

─輸入天日塩田塩を使用する理由─

製造の初期過程に「かん水(濃い塩水)」をつくる工程がありますが、海水を直接煮つめて「かん水」をつくる方法は、たくさんの燃料を必要とします。それに対して、自然の風や太陽熱といった自然エネルギーによって結晶した輸入天日塩田塩を使うと、燃料は少なくてすみます。(詳しくは、製造工程をご覧下さい
また、メキシコ塩の産地であるゲレロネグロでは世界遺産にも登録されているほど清浄な湾の海水を、オーストラリア塩の産地であるプライスでは南極海につながる海水を使用しております。そのようなきれいな海水よりつくられた天日塩田塩でもあるからです。
そして、2カ国から天日塩田塩を輸入し使用するのは、原料を安定して仕入れるためです。

伯方の塩(粗塩)「伯方の塩」のこだわり 3

「つくり方」へのこだわり。

「伯方の塩」は消費者運動から生まれ、よりおいしく、そして、安全な塩をご提供するために「つくり方」にこだわります。

化学薬品を一切使わず、「にがり」をほどよく残すために、輸入天日塩田塩を日本の海水で溶解して、ゴミ・砂を除いた濃い塩水を煮詰め結晶した塩を数日間じっくりと「自然乾燥」させます。

また異物の混入を防ぐために「除鉄機」・「フルイ機」・「色彩選別機」・「金属検出機」を通して、さらに人による目視検査を行っています。


「伯方の塩」の特徴

「にがり」をほどよく残した伯方の塩

伯方の塩は、「塩かどのないからさ」で、塩味の中にほんのりとした甘さを感じるのが特徴。「にがり(苦汁)」をほどよく残し海水中の成分を生かしてつくった風味のあるお塩です。

NaCl100%に近い塩のように「にがり」が極端に少ない塩の味は塩からいだけで、反対に海水の成分そのままの塩や「にがり」が多すぎる塩は苦味が強いものです。海水から塩をつくっていた日本人は、昔から近代まで「にがり」をほどよく残す、という苦労をしてきました。

伯方の塩は日本の製塩史上、食用に優れていると言われていた「流下式塩田塩」(昭和28年~47年まで瀬戸内海沿岸で製造していた製法の塩)をお手本としてつくり始めました。

そして、今も食用に適した素晴らしい塩を求め続けております。


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