アマモ場再生への取り組み vol.2
TOPの写真がなにか分かりますか?
こちらは大三島工場前の海にあるアマモ再生場です。
アマモとは、様々な生物の住み家や産卵場・保育場となる
大切な存在ですが、全国的に減少傾向に…。
このような状況を改善するため、当社では2022年からGOEN課メンバーを中心に
アマモ場再生活動に取り組んでいます。
今年も昨年に引き続き、愛媛県立今治北高等学校 大三島分校の
生徒さんたちと種まき体験を行いました。
こちらが今回、海に投げ込む種子なのですが
なんと!この中に2万5千個も入っています!
発芽率が10%未満ととても難しくデリケートなアマモ。
自然の中では成長が難しいため、社員が採取して水槽で生育させています。
無事育つのも毎日の管理と愛情を注ぎ込んでいるからですかね ///
そのアマモの種子を、水を含むと粘土状になる赤土に混ぜ込み成形していきます。
個性豊かな形がたくさん出来ました。
上手につくるとまるでココアクッキーのような綺麗な形に(^^)
最後は「大きくなれよ~!」と気持ちを込め、100個ほど海に投げ込みます。
手前の方に落ちた団子も波に流され、遠くに行くのでご安心を♪
発芽して成長を迎える5月頃が楽しみです!
このような地道な保全活動が豊かな未来のために繋がっていることを、
次世代を担う高校生に楽しく学んでいただき、嬉しく思いました。
近年では、海水温が3℃程度上がったり
アマモやホンダワラなどを食べてしまうアイゴという魚が繁殖していたりと
藻場への心配は尽きません…。
しかし、継続の成果もありアマモも順調に大きくなっています。
今後も、海を守るために様々な活動に取り組んで参ります!
GOENとは・・・
伯方塩業の新たな取り組みとして、自社農園(GOENファーム)にて農薬を使わない
有機栽培に挑戦したり、地球環境保護や地域の皆さまとの交流活動などを実施。