アマモ場再生への取り組み
皆さまは“アマモ”という海草をご存知でしょうか?
光が届く浅い海底に花を咲かせて種子をつくる海草で、日本各地に生息しています。
様々な生物の住み家や産卵場・保育場になるため
「魚のゆりかご」と呼ばれ、なくてはならない存在です。
また、光合成によってCO2を吸収した後、炭素を長期間に渡って
隔離・貯留できるため、有効な地球温暖化対策として注目されています。
しかし近年、しまなみ海域に限らず全国的に海藻や海草が減少しています。
そんな状況を改善させるため、2022年から当社GOENプロジェクトメンバーが
アマモ種子の採集・生育から、大三島工場近くの海で種まきまでを行い
増殖への取り組みを進めています。
先日、生育させた種子の内25,000粒を約200個の赤土団子に混ぜて海に投げ込む
アマモ場再生への体験を、次世代を担う大三島の高校生を招いて行いました。
アマモは、発芽率が10%未満ととても難しくデリケートな植物です。
当社では、今後も成長を見守り増殖させると共に、水環境保全活動やアマモの重要性・現状発信など
様々な活動を通して豊かな海を守る活動に取り組んで参ります。
GOENプロジェクトとは・・・
伯方塩業の新たな取り組みとして、自社農園(GOENファーム)にて農薬を使わない
有機栽培に挑戦したり、地球環境保護や地域の皆さまとの交流活動などを実施。
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